スノーデン事件のドキュメンタリーDVDのネタバレあり感想です。ご注意ください。
*ご参考:映画公式サイト(日本語版)http://gaga.ne.jp/citizenfour/
スノーデン事件のドキュメンタリー
スノーデン事件は、2013年6月、米国家安全保障局(NSA)がテロ対策として大量の個人情報を集めていると、元NSA外部契約社員エドワード・スノーデンが暴露した事件のこと。
米国内に限らず外国の情報も収集されている、とのことで世界が衝撃を受けた事件。
映画はスノーデン事件のドキュメンタリーだけど、オリヴァー・ストーン監督の映画「スノーデン」がネット検索に引っかかって、映画の途中まではそれを見ているつもりだった💦
「スノーデン」は俳優が半生を演じていたので、「フィクションとノンフィクションの間を行き来するのかなあ」と壮大な勘違いを持ちながら、途中まで見てた。
でもやっぱりドキュメンタリーなので、出演者はスノーデン本人だったし、暴露記事を取材したジャーナリストも本物。スノーデンがローラにメールを打つところで映画が始まったので、「ローラがいつまでたっても出てこない。誰?」と思ってたら、撮影している監督だった💦
伝えたいことを適切に伝えるタイミングとは
映画では、スノーデンがいつ名乗り出るかを何度か議論していた。
スノーデンいわく、いずれ自分だとバレるから、名乗り出るつもり。ただ、タイミングは注意しなくてはいけない。あまり早すぎると自分自身が注目を浴びて問題の本質が伝わらないのかもしれない。これは全世界の問題、と。
そんな感じで何度も議論していた名乗り出るタイミング。カミングアウト後、一気にスピード感が増して。亡命したのは知っていても、香港のホテルの部屋情報までどこからか漏れて、弁護士と一緒に移動するところ、結構ドキドキした。
それにしても…怖すぎる
サーバーも何テラバイトも扱えて、ビッグデータ収集・分析が可能になった現代社会。
自由とプライバシーが同義語に近くなった時代。
映画で出てた例え。誰かのモバイルSuica情報、通話履歴、クレジットカード履歴をみて、その辺りにいた他の人の情報を見ると、どこで誰と話したなんて、おおよそ予想できる。
話逸れるけど、海外ドラマBONES ―骨は語る― コンプリートDVD-BOXを思い出した。
殺人事件の捜査をする犯罪人類学者のアメリカドラマなので、NSAとは関係ないけど、被害者の通話履歴やら街中の防犯カメラを見て、ちょっとずつ事件の真相に近づいていくことが多々あった。
事件でもないのに、ドラマ「ボーンズ」のように個人情報が収集されていて、ふとしたタイミングで全てバレる、と考えると、怖すぎる。
怖い…けど、インターネットが発達してしまった時代として仕方ない、とどこかしら思ってしまう。
その仕方ないと思ってしまう諦めも恐ろしいなぁ。
ちなみに、この映画と間違えた。
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